eできること何でもやる 公明議員が手記

  • 2018.07.20
  • 情勢/気象
[画像]メインイメージ
2018年7月20日


西日本豪雨2週間


西日本を中心とする豪雨災害で、避難所に身を寄せている人は19日もなお4500人以上に上る。20日で最初の大雨特別警報から2週間。これまでに死亡が確認されたのは14府県で217人、安否不明者は3県で13人。19日正午時点の避難指示・勧告は約4万9000世帯、約11万3000人で、なお16府県の4581人が避難生活を送っている。
被災地の公明党議員は発災以来、昼夜を分かたず被災者を励まし、早期復旧、復興へ奮闘を続けている。下西幸雄・広島県議と森下博司・福岡県議の手記を紹介する。

殉職市議の闘いが原点 土砂撤去、インフラ復旧に全力
下西幸雄 広島県議

被災者から、広島市へと通じる広島熊野道路について「通常時は走行できない原付バイクも非常時だけは認めてほしい」との声を受け、特例で通行できるようにしました。安芸灘諸島の玄関口である安芸灘大橋の通行料金も無料にしました。
私たち呉市の公明党議員には、脈々と受け継がれている精神があります。それは、88人が亡くなった1967年7月9日の呉市豪雨災害で、生き埋めになった少女を救おうとして殉職した住村七助・呉市議の姿です。
住村さんの闘いを原点とし、災害に強い、安全・安心の呉市を断じて構築する――。そう肝に銘じてきただけに、多くの犠牲者を出し、住民を守れなかったことは慚愧に堪えません。
災害発生から2週間。被災地では、堆積した土砂の撤去や避難者の住まいの確保など、課題が山積しています。今も断水が続く地域があります。どこまでも被災者に寄り添い続け、一日も早い復旧・復興に全力で取り組んでまいります。

切実な訴えつぶさに聞く 生活再建へ、知事に申し入れ
森下博司 福岡県議

西日本豪雨は、私の住んでいる北九州市門司区にも甚大な被害をもたらしました。同区は面積の約7割が山間部のため、至る所で土砂崩れが発生。それに伴い水路がふさがり、農地や市街地に水が流れ込み、床上・床下浸水が続出しました。
私は、大雨が降った6日の午前3時ごろに目を覚まし、早朝から同じ地元の渡辺徹市議と連携しながら、まず地域住民の安否を確認。続いて、被災現場に急行し、家屋浸水を防ぐ土のうの手配や避難所の開設などを急ぐよう、役所や警察、消防署に連絡しました。
また、通行止めになった道路を迂回しながら、11カ所の避難所を訪問。住民を激励するとともに、心配事や要望を手帳に書き出しました。特に多かったのが、生活再建に向けた土砂の早期撤去を望む切実な訴えでした。
8日午前中に公明党の秋野公造、かわの義博両参院議員と、しもの六太党教育改革推進本部事務局次長と合流し、被害の実態をつぶさに調査。不安を募らせる被災者に「行政に対し早急な支援を求めていきます」と約束しました。
その後も現地調査を重ね、必要な支援についての取りまとめを実施。13日には、県庁内で小川洋知事に会い、被災者の生活再建や豪雨被害の早期復旧、土砂崩れの再発防止などの緊急申し入れを行いました。
命を守る政治を前に進めていくことが公明党の使命です。
避難所で励ました住民一人一人の顔と声を常に心にとどめ、一日も早い被災地の復旧・復興へ全力を挙げてまいります。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ