e記録的な大雨各地で猛威

  • 2018.07.09
  • 情勢/気象
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2018年7月7日


公明 道路、家屋など被害を調査


被害状況などの説明を受ける稲津氏(左から3人目)ら=6日 北海道小平町
東・西日本では6日、梅雨前線が停滞し活発になった影響で記録的な大雨となった。気象庁は午後5時10分に九州北部の福岡、佐賀、長崎各県、同7時40分ごろに中国地方の鳥取、岡山、広島各県に大雨特別警報を発表。土砂災害や低地の浸水、河川の増水に最大級の警戒をし、自治体の情報に従い直ちに避難するなど、安全を確保するよう呼び掛けた。特別警報が2013年に警報の上に新設されて以来、6県発表は最多。各地で大雨が猛威を振るう中、公明党の山口那津男代表は同日午前に国会内で開かれた党参院議員総会で、「各地域において地方議員と連携しながら警戒に当たり、事あれば迅速な対応ができるようにしっかり連携していきたい」と述べ、党としても対応に万全を期す考えを示した。

【北海道】公明党の稲津久衆院議員は6日、大雨による土砂崩れで幹線道路が被害を受けた小平町の現場を視察した。地元議員が同行した。
同町を通る国道232号には大量の土砂が流入し、一時、10.2キロ区間が通行止めとなっていたが、6日午前に片側交互通行が可能になった。被害状況について説明を受けた稲津氏は、「一日も早い全面開通に向け尽力するとともに、迂回路の確保を国に求めていく」と語った。稲津氏は、深川市で床下浸水の被害を受けた住民らも見舞った。
一方、佐藤英道衆院議員は、局地的な大雨による水田の冠水被害が相次いだ旭川市神居古潭地区、上雨紛地区を訪れ、被災農家の要望を聞いた。地元議員が同行した。
耕作面積の半分に当たる9ヘクタールが浸水した神居古潭地区の農家・一宮敏昭さんは、「このままでは、来年の作付けもおぼつかない」と述べ、国などによる支援を求めた。佐藤氏は、「万全の支援が受けられるよう関係機関に働き掛ける」と語った。一行はこのほか、東川町の農業被害も視察した。

【大阪府】能勢町では、5日の降り始めからの雨量が400ミリを超え、道路の決壊や崖崩れ、家屋の床上・床下浸水などの被害が相次いでいる。これを受け、公明党の八重樫善幸府議が西河巧、森田則子の両町議と共に、路面が崩壊した国道173号の現場を視察した。
関係者によると、復旧までに半年以上はかかる見込みで、住民生活への影響が懸念される。八重樫府議は「被害の実態把握を急ぎ、早期復旧に全力を挙げる」と話した。

【福岡県】公明党福岡県本部の森下博司代表代行(県議)は、豪雨で被害を受けた北九州市門司区内の土砂災害現場を視察。渡辺徹市議が同行した。森下県代表代行は「被害の拡大を防ぐため、行政と連携し迅速に対応する」と話した。
一方、同市小倉南区には二宮真盛県議と渡辺修一、金子秀一の両市議が急行。土砂が家の中に流れ込み、地域の集会所に避難していた住民らを激励した。同区横代南町に住む立岩鈴子さんは、「雷が落ちたような音がした。今も不安です」と顔を曇らせていた。

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