eコラム「北斗七星」

  • 2018.03.07
  • 情勢/社会

公明新聞:2018年3月7日(水)付



松下幸之助は愛嬌があった。愛嬌を大切にした◆社員ら向けのセミナーを企画した部下が"人を育てる心得"を10項目考え、幸之助に示した。彼は言った。「一つ大事なものが欠けとるな」「愛嬌が入っとらんな」「部下が上司に何か提案を持ってくるとするわな。その時に上司が、"ありがとう。よう持ってきてくれた"という気持ちで受け取る場合と、"どうせ、たいした提案ではないやろ。面倒やな"という気持ちで受け取る場合がある。部下はそこに天地の違いを感じるもんや」(『松下幸之助 元気と勇気がわいてくる話』岩井虔著)。議員の市民相談にも通じる話だ◆ビジネスマンの最重要責務を問われ、彼は答えた。「あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう、と、こうならないといかんですよ。(中略)ビジネスマンのいちばん大事な務めは愛されることである。愛されるような仕事をすることである」(『松下幸之助発言集5』PHP総合研究所編)◆100年前のきょう、松下電気器具製作所を3人で創業。世界的企業に育てた「経営の神様」は愛される人だった◆人に尽くして愛される公明党員、支持者がいる。「あなたが言うのなら公明党を応援しよう」という人をつくってくれている。それに応える道は愛される議員、党になることだ。(直)

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