eあす「防災の日」 わが地域を災害に強く

  • 2017.08.31
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年8月31日(木)付



あす9月1日は、自然災害への認識を深め、備えを確認する「防災の日」。住民の命と財産を守るため、日頃から地域の防災力向上に努める公明党が、各地で推進した取り組みを紹介する。


備える意識 高めよう


毎月第2日曜日「家族会議の日」に設定 高知・佐川町


家族で防災意識を高めようと、高知県佐川町では、毎月第2日曜日を「さかわ家族防災会議の日」に設定するとともに、町で独自に作成した防災チェックシートを配布している。

これは、公明党の松浦たかおき町議(町議選予定候補)が2015年の9月定例会で、「家族で災害に備える意識を高めることで被害軽減につながり、災害時における家族のつながりも深まる」と提案。堀見和道町長から「大変、貴重な提言。ぜひやってみたい」との答弁を得るなど、実現に向けて推進してきた。

配布しているチェックシートは、家族のデータや役割分担、家屋の周囲や屋内の安全確保、非常用持ち出し品や備蓄品などの確認項目とともに、台風や大雨、地震発生時の避難行動について段階的な判断基準などが示され、いざという時に備えて準備できるような内容が網羅されている。

また、家族防災会議の日は、町の防災行政無線やメール配信システム、広報紙で毎月のテーマなどが発信され、防災チェックシートを活用した会議を行うように啓発を行っている。

町危機管理対策室の刈谷保彦消防主任は「災害に備える考え方を事前に整理して、いざという時の判断に生かしてほしい」と話していた。


ゲリラ豪雨 警戒強化


最新観測データを情報配信 盛岡市


岩手県盛岡市の北上川ダム統合管理事務所に、局所的な雨量をほぼリアルタイムで観測できる国土交通省の高性能レーダー「XRAIN(XバンドMPレーダー)」が設置され、15日からの観測データが情報配信されている。

現在、XRAINは全国39カ所に設置されており、同県では一関市に次いで2カ所目。観測データには、国交省や日本気象協会のホームページからアクセスできる。

同事務所の佐藤孝副所長は、雨の観測について「県内の沿岸地域を除く広い範囲がカバーできる」と説明。「最新の雨量情報が提供できるので水害被害の軽減に役立てれば」と話している。

XRAINの導入については、市議会公明党の伊達康子、池野直友、小林正信の各議員が推進。2013年9月の定例会で伊達議員が提案したのをはじめ、15年7月には、谷藤裕明市長と共に国交省を訪れ、豪雨観測体制の強化を要望するなど、一貫して早期設置を求めてきた。

伊達議員らは「日常的に市民が防災意識を持って行動できるよう啓発に取り組んでいく」と語っていた。

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