eヒアリ発見現場を視察

  • 2017.07.07
  • 政治/大阪

公明新聞:2017年7月7日(金)付



佐藤(茂)、石川氏ら関係者と意見交換
大阪港



公明党の佐藤茂樹衆院議員と石川博崇参院議員は6日、強い毒を持つ特定外来生物の「ヒアリ」が大阪市の大阪港で発見されたことを受けて現地を視察し、関係者と今後の対応策などについて意見を交わした。岸本栄市議が同行した。

国内での発見は、兵庫県尼崎市、神戸港、名古屋港に次いで4カ所目。大阪港では、6月29日に別の外来種「アカカミアリ」が確認されたため、同30日に駆除を実施し、約50体のアリの死骸を回収した。確認調査を行ったところ、新たに生きた個体は発見されず、今月3日、回収した死骸はヒアリであることを確認。その中には女王アリの個体も含まれていた。

案内に立った環境省近畿地方環境事務所の担当者らは、「ヒアリかどうかを一目で判別するのは難しい。繁殖する前に、疑いのあるアリを発見したらすぐに関係機関に知らせてもらう体制をつくることが重要だ」と話していた。

佐藤氏は、「水際で防ぐには、初動が重要だ。国や市、港湾運送業者らが連携して円滑に対応できるよう支援していく」と語った。


東京港でも発見 国内5カ所目

環境省は6日、南米原産で強い毒を持つ「ヒアリ」1匹が、東京港の大井埠頭にあるコンテナ内で見つかったと発表した。

国内で発見されたのは5カ所目。

同省によると、3日に見つかり、6日にヒアリと確認された。環境省は他にもいる可能性があるとみて、埠頭周辺に殺虫餌を置くなどの対策を講じる。

コンテナは貨物船で中国・広東省から香港を経由し、6月27日に大井埠頭に到着、陸揚げされた。荷主が千葉県君津市で積み荷を取り出した後、埠頭に戻され、コンテナ業者が点検作業を行ったところ、内部でアリ1匹を発見。環境省などに連絡するとともに、駆除したという。

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