e水俣病60年 慰霊式で追悼

  • 2016.10.31
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年10月30日(日)付



江田氏ら公明議員が参列



熊本県水俣市で29日、水俣病犠牲者慰霊式が行われ、患者や遺族をはじめ、政府関係者ら約750人が出席した。これには公明党の江田康幸衆院議員、城下広作、前田憲秀の両県議、牧下恭之市議も参列し、「水俣病慰霊の碑」前で献花を行い、犠牲者を悼んだ。

今回で25回目となる慰霊式は、水俣病の公式確認から60年を迎えた今年5月1日に開催予定だったが、熊本地震の発生で延期されていた。参列者による黙とうや献花が行われた後、患者・遺族を代表して大矢ミツコさん(90)が「水俣病で苦労もいっぱいした。私のような悲しみは、もう誰にもしてほしくない」と切実な思いを訴えた。

式典後、江田氏は「患者や遺族は今もなお苦しんでいる。国が前面に立って被害者の幅広い救済に全力を挙げたい」と語った。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ