e福島に先端技術を集積

  • 2016.10.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年10月12日(水)付



「復興五輪」で東北後押し
県本部大会で山口代表



公明党の山口那津男代表は10日、福島県郡山市内で開かれた党福島県本部大会であいさつし、連立政権を担う公明党が果たすべき役割に触れ、「政権を安定させ、さまざまな困難を乗り越えていくために、国民目線で政策を訴え、実行していく」と強調した。

山口代表は、地球温暖化防止のための新たな国際枠組み「パリ協定」について、米国や中国、欧州連合(EU)が早期に批准し、日本抜きで11月の発効が確実になったことに言及。「温暖化対策や省エネで一番努力し、成果を上げたのは日本だ。日本でも早期に批准したい」と強調した。

その上で、福島県浜通り地域に先端技術を集積する「福島イノベーション・コースト構想」について、「地球温暖化対策のリード役を果たすものだ。再生可能エネルギーの開発・普及など福島が新しい時代をけん引する拠点となるよう力を入れていく」と力説した。

2020年の東京五輪・パラリンピックについては、日本全国が舞台だと述べ、「復興五輪」として東北再生を後押ししていく必要性を指摘。震災の風評、風化と闘う中、「野球などの開催地を福島にする構想を実現すべきだ」と訴えた。

県本部大会では、県代表に若松謙維参院議員、代表代行に真山祐一衆院議員が就任。また、福島復興への決意を新たにするための決議を採択した。

このほか、高木陽介経済産業副大臣、長沢広明復興副大臣(ともに公明党)らが、あいさつした。

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