e公明が推進 各地で子育て支援充実

  • 2016.09.27
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年9月27日(火)付



児童の入所待ち解消

放課後児童クラブを開設 茨城・鉾田市

茨城県鉾田市は7月から、共働き家庭の負担を軽減しようと、放課後児童クラブ「つばさ児童クラブ」を開設している。これにより児童の入所待ちが解消された。公明党の入江晃、水上美智子の両市議はこのほど、同児童クラブを訪れ、関係者から話を聞いた。

放課後児童クラブは、放課後や長期休みに児童を預かる施設。同市には、民間保育園が運営する5カ所のほか、市が運営する大洋児童クラブと、今回開設したつばさ児童クラブを合わせて計7カ所ある。つばさ児童クラブは、市立鉾田幼稚園の空き室を活用し、定員は40人。

同市では、放課後児童クラブの入所を希望する子どもが多く、入所待ちが出ている状況だった。相談を受けた水上市議は、2013年3月定例会などで放課後児童クラブの充実を求めていた。水上市議は「今後も子育てしやすい市へ支援を充実させていきたい」と話していた。


施設利用を後押し

好評のポイントカード 大阪・松原市

子育て施設を利用するとポイントが付き、商品券や図書カードなどと交換できる「子育てすくすくポイントカード」を大阪府松原市が発行し、子育て世代から喜ばれている。

6月に始まった同カードの対象は未就園児とその保護者。子育て支援拠点「ひろば」のほか、幼稚園や保育所の園庭開放、子育てに関する講座などに参加するとカードにスタンプを押してもらえる。スタンプ30個でこども商品券または図書カード1000円分、40個でファミリーサポートセンターの3時間分利用券など、たまったスタンプ数に応じて景品と交換できる。

市議会公明党(河内徹幹事長)はこのほど、ポイントの対象となる子育て講座が開かれた保育所を訪れ、参加した親子連れを見守った。1歳の男児と参加した母親は「ポイントがたまるので、次はどこへ行こうかと外出が楽しみ」と話し、別の母親は「外出先でママ友が増えた。講座の後は一緒にランチに行く」と感想を述べた。

中瀬保・市子ども未来室長は「ポイントカードの開始後、『ひろば』の利用者が1.7倍に増えた」とカードの効果への手応えを語った。


市初の「子ども食堂」

農家やフードバンクと連携 山口・下関市

山口県下関市は7月から、「生野きらきら子ども食堂」を開設し、好評を博している。「子ども食堂」の開設は市内で初めて。公明党市議団の浦岡昌博団長、恵良健一郎、平田陽道、前東直樹の各議員はこのほど、同食堂を訪れ、担当者から話を聞いた。

「子ども食堂」は、子どもに温かい食事を提供し、一緒に夕食を囲んで交流を深め、子育てを地域で支援しようとする取り組みで、全国にその輪が広がっている。

同食堂は、第1、第3火曜日の午後5時半から開店し、同8時まで。多いときには、1日に30~40人の子どもやその親などが利用。料金は無料で、地元の農家やフードバンク(フードバンク下関)と連携し、食材を提供してもらっている。

同食堂の運営は「高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)」の田中隆子代表が中心となり、地域住民らが協力して行い、毎回7人程度で世話をしている。また、地元の下関市立大学からも講師や学生がボランティアで手伝いに来ている。田中代表は「今後は市内全域に子ども食堂を広げ、子どもの居場所をつくり、学習支援なども行っていきたい」と語る。

子ども食堂の開始に当たって、田中代表から相談を受けた恵良議員は、市に援助の働き掛けを行うなど開設を後押ししていた。恵良議員は「より良い地域づくりができるよう、これからも応援していきたい」と話した。

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