e女性の安全・安心と公明党

  • 2016.09.27
  • 情勢/解説

公明新聞:2016年9月27日(火)付



SNS対策強化など
ストーカー規制法改正めざす



公明党は1990年代の野党時代から、一貫してストーカーやDV(ドメスティックバイオレンス=配偶者など親しい間柄にある相手からの暴力)対策に取り組んできました。現在も被害実態に即したストーカー規制法の改正をめざし、議論をリードしています。女性の安全・安心のため全力で闘う公明党を、公恵さんと明子さんが友人の友美さんに語っています。

友美 ネットでしつこく嫌がらせをしたりするサイバーストーカーの被害が急増しているって、この前、ニュースで言っていたけど知ってる?

明子 エスカレートすると、ネット上だけでなく、自宅を突き止めるような本当のストーカーもして、危害を加えることもあるそうよ。今年5月に都内で起こった、芸能活動を行っていた女子大生がストーカーの男に刺されて一時重体となった事件があったけど、あれも確かツイッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、一方的な行為の押しつけや返事の強要などストーカー行為を繰り返していて、サイバーストーカーの側面もあったと聞いたわ。

友美 そういえば公明新聞で、SNSも対象にしたストーカー規制法の改正案が議論されているって、この間、読んだ覚えがあるけど。

公恵 それは8月に、自民、公明両党による与党ストーカー規制法改正に関するワーキングチーム(WT)の会合が開かれたことを指しているのですね。

その会合では、告訴がなくても起訴可能にすることや罰則の強化、緊急命令制度の創設、SNSを通じたストーカー行為の規制、国や自治体による被害者の避難サポート、加害者の再犯防止対策などを内容とする公明党が2014年に取りまとめていたストーカー規制法改正案の内容を反映した法改正案で合意したんです。現在、その合意内容について各党内で議論が行われています。公明党は成案作りを急ぐとともに野党にも呼び掛けて、昨日から始まった臨時国会に改正案を提出し、早期改正をめざす考えです。

明子 14年の公明党による改正案について日本弁護士連合会は、被害者保護と表現の自由のバランスを勘案して作っているとして謝意を示しているわ。単に罰則を重くするなどの取り締まり強化ではなく、人権に配慮している公明党のスタンスが評価されているのよ。加害者の更生のための対策の充実も盛り込まれていることも注目されているわ。

友美 さすが公明党ね。楽しみだわ。


DV(ドメスティックバイオレンス)問題にも全力

明子 女性の安全・安心のため、公明党は一貫して女性を守る政策に取り組んでいるわ。

ストーカーやDVが社会問題化した00年には各地の地方議員が自治体での条例化を推進する一方、国会でも法制化に取り組んで、その年の5月にストーカー規制法、01年4月にDV防止法が制定されたのよ。

その後も公明党は、地方議員を中心に現場からの意見を聞き、恋人からの暴力もDV防止法の対象にしたり、電子メールの送り付けもストーカー規制法の対象にするなど、法の実効性をより高める改正にも取り組んだの。

党女性委員会(古屋範子委員長=副代表、衆院議員)は14年5月に政府に対し政策提言した「女性の元気応援プラン」で、ストーカー規制法の強化やDV、ストーカー被害者の保護や自立支援の拡充を訴えているわ。

公恵 それでも、警察庁によれば、15年のストーカー被害は2万1968件で3年連続2万件を突破。DV被害は6万3141件と過去最高を更新しました。ストーカーやDVによる被害は依然、深刻です。

友美 女性の安全・安心を守るため、公明党にはこれからも頑張ってもらいたいわ。

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