e早期復旧へ柔軟な支援を

  • 2016.09.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年9月22日(木)付



党合同会議
8月の台風被害で北海道、岩手の要望受ける



公明党の「平成28年8月台風災害対策本部」(本部長=井上義久幹事長)と復興・防災部会(部会長=赤羽一嘉衆院議員)は21日、参院議員会館で合同会議を開き、北海道の高橋はるみ知事や岩手県の千葉茂樹副知事から、8月に発生した一連の台風被害からの復旧・復興に向けた要望を受けた。これには、井上本部長や大口善徳国会対策委員長、赤羽部会長らが出席したほか、北海道、岩手の被災自治体の首長や関係団体の代表も同席した。

北海道の高橋知事は「記憶の残る限り、最も厳しい被害だ」としつつ、公明党の後押しもあって激甚災害に指定されたことに謝意を表明。その上で、収穫直前の農作物被害や漁業施設の破損など農林水産業で大打撃を受け、風評被害も含めて旅行客の予約キャンセルが相次いでいることなどに触れ、早期復旧に向けた弾力的な支援を求めた。

岩手県の千葉副知事は、住宅や商工観光施設の被害が大きく、被害総額は現時点で約1072億円に上るとし、「生活再建、農林水産業や商工業者の早期復旧が重要だ。東日本大震災の被害同様に、被災地、被災者に寄り添った支援をお願いしたい」と訴えた。

また、震災からの復興途上にある施設に台風が重なり、二重被害となっていることを踏まえた財政支援なども要望した。

井上幹事長は「要望を受け、従来の手法では対応できないことを改めて強く認識した」と述べ、今年度第2次補正予算案の早期成立を図り予算面で対応する意向を表明。その上で、「一つ一つの課題を政府・与党が一体となって取り組み、一日も早い被災者の生活や住宅の再建、地域の復興に総力を挙げる」と強調した。


北海道知事が石井国交相に緊急要望

石井啓一国土交通相(公明党)は21日、国交省で北海道の高橋はるみ知事らと会い、8月からの台風などによる大雨災害に関する緊急要望を受けた。公明党の稲津久、佐藤英道の両衆院議員が同席した。

席上、高橋知事は「集中豪雨によって河川が氾濫し、道路の寸断や農地への浸水など大きな被害が発生している」とし、早期の復旧へ向け、さらなる支援を要請した。

これに対し、石井国交相は「しっかり対応する」と述べた。

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