e"だんじりの伝統"後世に

  • 2016.08.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月11日(木)付



住民有志冊子作り、知事に手渡す
兵庫・尼崎市



兵庫県尼崎市築地の住民有志でつくる「築地だんじり物語製作委員会」の加楽武美代表はこのほど、県庁内で井戸敏三知事に会い、同地域で毎年秋に行われる「築地だんじりまつり」の記録を収めた冊子を手渡した。公明党の谷井勲県議も同席した。

冊子は今年7月に完成したもので、同祭りの由来や築地地区の紹介、年表などがまとめられている。それによると、祭りは1818年(文政元年)、尼崎城に藩主が初めて入るのに当たり、地元住民がだんじりを引いて迎えたのが始まりという。1995年の阪神・淡路大震災で祭りの存続が危ぶまれたときに、住民が結束して復活を果たしたエピソードも盛り込まれている。

席上、加楽代表は、尼崎市制100年に合わせ、同冊子を刊行したことを報告。井戸知事に冊子を手渡すとともに、祭りへの来場を求めた。井戸知事は「大切な文化を守り、伝えていく姿に感動した」と述べ、祭りへの参加も前向きに検討する考えを示した。

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