e風評被害乗り越えて!

  • 2016.07.13
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2016年7月13日(水)付



職員食堂 福島県産米に切り替え
東京・青梅市



東京都青梅市は4月から、市役所7階にある職員食堂で提供する米飯を福島県産米に切り替えた。東京電力福島第一原発事故による風評被害に悩む同県の生産農家を応援する試み。推進役を果たした市議会公明党(野島資雄幹事長)はこのほど、食堂のスタッフから話を聞いた。

使用しているのは、市と災害協定を結んでいる福島県南相馬市などで生産されている県奨励品種「天のつぶ」。同県が15年かけて開発した品種で、穂が出るときに天に向かって真っすぐ伸び、粒ぞろいで光沢が良いのが特徴。食堂のスタッフは「炊き上がりの香りが良く、甘みもあっておいしい」と話す。

福島県水田畑作課によると、県産米の卸売価格は2011年の東日本大震災前の水準に回復していない上、全国平均との差も広がったままだ。この現状に心を痛めた公明党の鴻井伸二市議は2月定例会で、「市で応援していくべきだ」と力説し、福島県産米を市職員食堂で使用するよう提案していた。

食堂の営業は平日午前11時~午後2時。職員以外の来庁者も利用できる。

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