e熊本地震 被災者に寄り添う

  • 2016.04.25
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年4月25日(月)付



公明議員手記



高齢者の疲労は限界。避難所環境の改善急ぐ


熊本・合志市議 松井美津子

14日の地震発生直後、家族の無事を確認し、すぐさま避難所となっている「御代志市民センター」に駆け付け、避難者を励ましました。その時の避難してきた人たちの不安な表情は、いまだに忘れることができません。

「寒くて眠れない」と訴える90歳のおばあさん。その声に応えるため、深夜に自宅まで毛布の調達にも走りました。その後は、甚大な被害を受けた益城町で、被害状況を調査するとともに、救援物資の水やブルーシートの搬入を手伝いました。

合志市は地震で、多くの公共施設が損壊。避難所に指定されていた体育館なども例外ではなく、避難者は今も廊下などに段ボールを敷いて生活しています。疲労はたまるばかりで、一刻も早い対応策が求められます。不安が少しでも和らぐよう、「現場第一」を胸に、全力で支援に取り組んでいきます。

給水活動に奔走。住民の不安解消に力尽くす

熊本・菊陽町議 西本友春

16日の本震発生後、私はすぐに家の外に出て車内で家族と震えながら、揺れが収まるのを待ちました。

震災の影響で菊陽町は、ほぼ断水し町内は大混乱。役場には約2000~3000人が集まり、給水車の前は長蛇の列でした。私は、不安な気持ちを抱える住民に声を掛けながら、朝から晩まで給水活動を3日間続けて手伝いました。やっと断水はなくなりましたが、引き続き早急なインフラの整備が求められています。

町内11カ所の避難所には、今なお震災の恐怖から家に帰れない住民がたくさんいます。その方々の心が和らぐように毎日、避難所を回り、励ましに歩いています。避難所では、住民の方から「床が硬く背中が痛い」との要望があり、すぐに役場に相談。今では全ての避難所にマットが用意されていますが、一刻も早く、日常生活を取り戻せるように救援に当たります。

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