eコラム「北斗七星」

  • 2015.09.14
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年9月12日(土)付



12桁の番号一つで、年金保険料免除の手続きが年金事務所への申請だけで済むほか、福祉などの申請時に必要だった書類が減る。こうした行政手続きの簡素化が、来月5日から番号の通知が始まるマイナンバー制度のメリットだ◆赤ちゃんからお年寄りまで国民一人一人がマイナンバー「社会保障と税の共通番号」を持つ。新たな社会インフラの導入には、国民の理解と信頼が欠かせない。内閣府が3日に発表した世論調査結果によると、「内容まで知っていた」人は43.5%。2月公表の前回調査(28.3%)より格段に増えたものの、半数に届いていない◆制度の周知徹底とともに、まず番号の通知が確実に届くことが、制度導入への最初の"関門"。通知は住民票に記載された世帯ごとに簡易書留で郵送される。住民票の住所と違う場所に住んでいたりすると、通知が届いたことが分からない。政府は11月末までに発送を終えるとしているが、まず番号が漏れなく通知されることが必要だ◆制度の運用自体は来年1月からスタートする。番号通知の簡易書留に入っている申請書を返信すると、ICチップの入った顔写真付きの「個人番号カード」の交付が受けられる。手間がかかるが、新たな制度には産みの苦しみは避けられない。国民の協力をあおぎながら、制度定着をめざしたい。(辰)

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