eJR石巻線 つながった希望の鉄路

  • 2015.03.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月23日(月)付




井上幹事長が女川町の式典に

本格復興のスタート誓う




4年ぶりとなるJR石巻線の全線開通に宮城県女川町は、歓喜に沸いている。同町では21日、東日本大震災で甚大な被害に遭い運休していた同石巻線(44.7キロ)の全線運行再開に合わせて「まちびらき」記念式典を開催。公明党の井上義久幹事長も出席し、行政や復興事業の関係者、住民と本格復興のスタートを喜び合った。


式典では、竹下亘復興相や村井嘉浩宮城県知事らが来賓としてあいさつ。須田善明町長は「4年でようやく、ここまでたどり着けた。町の本格的再建へ全力で取り組む」と話した。


この後、井上幹事長は、来賓と一緒に再建されたJR女川駅のホームに立ち、地元の小学生らを乗せた列車を見送った。同駅を管理するJR石巻駅の佐々木和夫駅長は「鉄路が再びつながり感無量。女川と多くの人が結び付き、交流人口が増えるよう貢献したい」と語っていた。


同駅は、内陸へ150メートル移動し、7メートルかさ上げされた場所に建てられ、温泉施設も併設。駅周辺は昨年、復興庁が商店街再建を支援する「まちなか再生計画」の第1号に認定され、年内には商店街が誕生する。井上幹事長は「町の人たちの笑顔を見て、復興の進展を感じた。だが、町を再生し、住民の暮らしを取り戻すのは、これからが正念場だ」と述べ、復興加速へ決意を新たにしていた。

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