eコラム「北斗七星」

  • 2015.03.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月24日(火)付




新関脇照ノ富士の活躍が話題を集めた大相撲春場所は、横綱白鵬の6連覇で幕を閉じた。相撲の魅力の一つに、土俵際での攻防戦がある。一度は追い詰められても最後に逆転勝利する。こうした粘り強さを表す言葉に「二枚腰」がある◆江戸時代に開削された玉川上水。東京都西部では、その流れに沿って続く緑道が住民の憩いの場となり、一部は通学路にもなっている。ただ、夜間は真っ暗になる区間があり、地域住民から街灯設置の声が上がった。早速、地元の公明市議が動いた◆当初、街灯の新設は生態系に影響を及ぼすため難しいとされた。しかし市議は諦めない。自然環境に配慮するため、足元だけを照らすフットライトの設置を発案。公明都議と連携して所管する都の職員を現地に迎え、必要性を力説した。その結果、フットライトの試験設置が先月実現した◆党員の皆さまからも粘り強い奮闘の報告が相次いでいる。先日もある地域で、「公明党は嫌いだ」という近隣住民に誠実に対話を重ね、ついには地元市議の後援会に入るまでに認識を変えることができたとのエピソードを伺った◆統一地方選の前半戦の告示まであと10日。最後まで勝利を確信し、二枚腰どころか三枚腰、四枚腰で臨みたい。ましてや、二枚舌の政党や政治家に負けるわけにはいかない。(幸)

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