e"新しい力"で寄り添う <上>

  • 2015.01.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月22日(木)付




被災地担当 衆院新人4氏を追って



東日本大震災から今年3月で満4年。公明党は、被災地の担当国会議員の体制をさらに強化し、最優先課題である復興加速へ、地元議員さらには、全国の地方議員と一体となって総力で取り組んでいる。これには、先の衆院選で初当選した新人4氏も加わり、早速、現場へ。"新しい力"で、被災者に寄り添い、生活再建と故郷の再生へ挑む姿を紹介する。



"一人の声"から復興を前へ



角田秀穂氏(岩手県担当)


寒風吹きすさぶ、三陸の冬。仮設住宅での暮らしは、いや増して、その寒さを厳しいものにしている。


岩手県陸前高田市の竹駒町仲の沢仮設団地。角田秀穂衆院議員は、地元の公明市議、県議らと金野タミさん(79)宅へ。胸中には「一日も早く当たり前の生活ができるよう力になりたい」との思いが燃えたぎる。


「お困りの事があったら何でも教えてください」。穏やかな話しぶりと真剣なまなざしに親しみを抱いたのか。「以前は、窓が一重で、風除室もない。おまけにエアコンの取り付けも悪く、本当に寒かった」。金野さんは、3.11から続く困難な日々を、堰を切ったように打ち明けた。


話を受け止めた角田氏は「皆さんの悩みの解決へ、市、県、国の公明党議員が力を合わせて頑張ります」と約した。


「"一人の声"から復興を前に進めたい」との誓いも新たに現場を駆ける。



原発事故 帰還住民の生活支える



真山祐一氏(福島県担当)


福島・広野町に戻って暮らす住民と懇談する真山氏。「希望ある復興のため、全力で働く」との決意は固い=19日東京電力福島第1原発20キロ圏のちょうど外側に位置する福島県広野町。町内から第1原発へと続く国道6号は、作業員らを乗せたバスやワゴン車がひっきりなしに行き交う。


「帰還した人たちは、今どういう思いで暮らしているのか」。真山祐一衆院議員は、現場の状況を肌身で感じるため、町内そして、住民のもとへ足を運んだ。


「顔を知らない人が多くて、夜は特に不安」「ごみの出し方を改善してほしい」。町に戻った町民の2倍にもなる作業員との"共生"を望む声に、真剣に耳を傾ける真山氏。「皆さんが生活しやすい環境を整えていく」と力を込めた。


町では、県立中高一貫校「ふたば未来学園」の開校を4月に控え、日本サッカーの合宿の聖地「Jヴィレッジ」の復活も見えてきた。


「福島の未来のため、力を尽くす」。この決意のまま、真山氏は国会の初論戦に挑む。

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