eコラム「北斗七星」

  • 2015.01.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月23日(金)付




30年の長きにわたり、特別支援教育に携わってきた養護学校教諭の方から先日、「書評欄で紹介してほしい 

」と一冊の著書が送られてきた。扉を開くと「重度重複障害児の寝返り指導」「重度重複障害児の自発行動
を促す支援」といった章が並んでいる◆章名が示す通り、一般向けというより指導報告や事例をまとめた専
門書だった。書評で専門書を取り上げるのはまれだ。なぜ小紙を頼られたのか◆実は20年前に、教諭が著し
た子育てアドバイス本を小紙が紹介したことがあったからだった。当時の掲載紙のコピーも依頼書に添えら
れていた◆ただ、前回と今回の著書では内容が違う。「申し訳ありませんが」と断りの理由を書いた手紙を
送るしかなかった。すると後日、「丁寧な手紙をありがとうございました」との礼状が。そこには、複数の
新聞社に書評を依頼したがどこからも返事がなく、小紙からの"反応"が初めだったとの喜びが綴られ、さ
らには昨年の衆院選比例区では公明党に一票を投じたことも書かれていた◆教諭の方が支持者かどうか手紙
からは分からないが、長い歳月、書評欄を通して公明党ならびに小紙と繋がっていたことは確かなようだ。
地方で特別支援教育に奮闘されるこの方に、改めて感謝の思いと「頑張ってください」とのエールを送りた
い。(流)

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