e総力戦で勝ち抜こう

  • 2015.01.06
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月6日(火)付



統一地方選 党の基盤強化へ最重要

新春幹部会で 山口代表



公明党は5日午前、東京都新宿区の公明会館で新春幹部会を開き、山口那津男代表は4月の統一地方選について「今年の前半、わが党にとって最も重要な戦いだ」と強調。さらに、公明党のネットワークの基盤を一層強化する戦いだとして、地方議員の半数以上が改選される統一地方選の勝利へ向け、全国の議員らが一丸となって力を結集し、党の総力を挙げて取り組んでいこうと呼び掛けた。



被災地の復興 現場に寄り添う支援を



席上、山口代表は、今回の統一地方選に関して、「昨年、相次いだ自然災害を教訓にした『防災・減災』や、『地方創生』といった課題に挑戦する戦いとなる」との認識を示した。


さらに、公明系候補の地方議会初進出から60年の節目に当たることに言及し、「公明党は、地域、地方から歩みをしるし、国民の声を聞きながら、体当たりで政策を実現してきた。その蓄積が今日のネットワークの基となっている」と強調。党のネットワークが果たす役割について「日本の政治を見渡したときに、国民の声を直接聞き、現場に足を運び、五体で状況を把握し、全国ネットのチームとして政策実現に挑んでいくという機能は極めて重要だ」と力説した。


その上で、公明党が連立政権を担うようになったことで、「国政と地方の政治がしっかり結び合わされ、政策実現の推進力というだけではなく、実現した政策を現場の状況に応じてつくり替えていく『政策のサイクル』を推進する勢力となった」と語り、「この重要な機能を担うのが地方議員を中心とするネットワークであり、統一地方選はその重要な基盤を一層、強化する戦いだ」と訴えた。


一方、自公連立政権の最重要課題として、「アベノミクスを進めることと並んで、東日本大震災からの復興をさらに加速していくことだ」と強調。


宮城県南三陸町では魚市場の新施設が年末に完成予定であることなど復興が加速しつつある現状に触れ、「集中復興期間(2011~15年度)が終わってプツリと切れるようではなく、その後の状況も踏まえ、各地の実情をよく把握し、その声を聞きながら、政府としても可能な限り支援していかなければならない」と力説した。


社会保障と税の一体改革に関しては、消費税の軽減税率導入に向け、今月下旬から与党で本格的な協議を開始し、今年の秋口にも制度の概要を示して法整備の態勢を整えていく方針を示した上で、「(衆院選で)有権者に示したことを一歩一歩実現し、それを見届けてもらうことが政治への信頼を維持していく重要なステップだ」と述べた。


通常国会後半の課題となる安全保障に関する法制の整備については、「昨年の政府・与党の議論や閣議決定、衆参予算委員会での安倍晋三首相と内閣法制局長官の答弁がしっかりと踏まえられ、的確に表された法制が求められていくことが重要だ」との考えを示した。

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