eコラム「北斗七星」

  • 2014.12.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月1日(月)付



「どんな事態に直面しても『それにもかかわらず!』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」。マックス・ウェーバーは「職業としての政治」(岩波文庫)で、政治家の資質についてこう結んでいる◆2年前の8月。民主、自民、公明の3党で合意した、年金、医療、介護、子育てを支えるための「社会保障と税の一体改革関連法」の成立が危ぶまれる緊迫した場面があった。党内バラバラで消費税率引き上げに反対する身内の大量造反を恐れる民主党執行部が採決引き延ばしを画策し、対する自民党は問責決議案、内閣不信任案を提出すると通告◆その時、山口那津男代表は訴えた。「3党合意を台無しにするような動きがあるが、民主党も自民党も責任を自覚して、国民のためにどう対応するか、ということをしっかり見据えていただきたい」と。8月8日に3党党首会談が行われ、法案を早期成立させることで合意し、「日本政治の危機は瀬戸際で回避された」(読売)◆ジャーナリストの田原総一朗氏は、「(公明党は)現実を見据えながら結論を出しています」とし、「公明党の役割は非常に重要だ」と期待を寄せる◆衆院選はいよいよ、あす公示される。国民のために一歩も引かずに政治を前に進める公明党の姿勢を語り抜いていきたい。(紀)

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