e公明スポット 4月から奨学金が充実

  • 2014.03.10
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年3月10日(月)付



無利子枠 過去最大45万人ヘ
高校生に「給付型」を創設
申し込みは学校を通して



大学生や高校生などを対象とした奨学金や教育費の支援制度が公明党の推進で充実しています。4月から拡充・創設される主な制度を紹介します。

日本学生支援機構の大学生、専門学校生などへの貸与型の奨学金は、(1)第一種(無利子)(2)第二種(有利子=年利3%上限)の2種類(併用可)。募集方法は、学校を通して(1)入学前に申し込む「予約採用」(2)進学先の学校で行う「在学採用」(3)家計の急変時に年間を通じて申し込める「緊急採用・応急採用」―があります。貸与額は、大学や大学院などの進学先や通学形態によって異なります【表参照】が、毎月、銀行口座などに振り込まれます。

第一種の募集は、学力基準が「高校などの成績が平均3.5以上」であることに加え、家計基準が給与所得者で846万円程度(入学前の申し込みの場合、4人家族の目安)が上限などとなっています。

一方、第二種の学力基準は、「平均水準以上の者」「学修に意欲があり」など緩やかで、家計基準は年間所得1171万円(同)となっています。

また、入学に必要な資金を支援する「入学時特別増額貸与奨学金」(有利子)は、奨学金の初回振り込み時(入学後)に10万~50万円を増額して貸与されます。

こうした奨学金の拡充について、来年度からは、第一種奨学金の枠を過去最大の約45万人にする予算が2014年度予算案に計上されています。

なお、詳しくは日本学生支援機構のホームページ(http://www.jasso.go.jp/)をご覧ください。

高校生には来月から、低所得世帯(年収250万以下)を対象に、学用品など授業料以外の教育費負担を支援する返済不要の「給付型奨学金」が創設されます。また、私立高校生がいる世帯には「就学支援金」の加算対象を広げます。

このほか、海外に留学する学生向けの給付型奨学金など新制度もスタートします。

公明党は昨年夏の参院選の重点政策で無利子奨学金の拡充などを提案。昨年5月には党学生局が文部科学相に提言するなど、教育費の支援充実を訴えてきたことが着実に前進しています。

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