e奨学金の返還を支援

  • 2018.07.30
  • 生活/生活情報
2018年7月30日


市内に就職、定住する人に 
静岡・沼津市


静岡県沼津市は今年度、市内の中小企業への就職や市への定住を増やすため、奨学金返還支援制度を創設した。
日本学生支援機構の奨学金の貸与を受けた人が、市内で中小企業に就職し、居住する場合に対象となる。補助金は年間24万円が限度。実際に返還している期間に限り、最長5年間支援する。補助金の上限は1人当たり120万円。就職前年の9月までに事前エントリーすることが必要となっている。
毎年度、5人程度を支援する予定で、希望者が多い場合は就職後に選考する。市は今後、この事業のための基金を創設し、地元中小企業からの寄付を募る。
奨学金返還支援制度については、公明党の城内務市議が2015年9月定例会で提案。他市の事例を挙げながら、若者の地元定着のため取り入れるよう訴えていた。
城内市議はこのほど、長田吉信、片岡章一の両市議と共に大学3年生の川口歩さん(20)と懇談した。市内から東海大学伊勢原キャンパス(神奈川県)に通う川口さんは「将来は地元で就職したい。ここまで支援してもらえるのは大きい」と話していた。

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