e西日本豪雨で公明議員手記

  • 2018.07.26
  • エンターテイメント/情報
2018年7月26日


毎日、被災地の最前線へ
山田総一郎 岡山県議
現地に屋外テントの拠点設置


晴れの日が多く、災害が少ない「晴れの国おかやま」を記録的な豪雨が襲い、まさかという被害が県内に広がりました。特に、倉敷市真備町地区で川が氾濫し、大規模な浸水被害が発生しました。
同地区の面積の27%に当たる約1200ヘクタールが浸水。深さは最大4メートル80センチに達し、逃げ遅れた高齢者を中心に51人が犠牲に。水が引くまでボートなどによる救助活動が難航しました。「〇〇さんと連絡が取れない」「タクシー会社の2階にいるが救助が来ない」――。切実な声を携帯電話で受け止め、安否確認の中継役に徹し、発着信は1日で80回を超えました。
現場へ入れるようになってからは、携帯電話での対応とともに、被災した住宅や避難所に住民を訪ね、さまざまな要望を聴取。酷暑の中、「ペットはダメ」と言われ冷房のない避難所の外で寝起きしていた家族が教室を使えるようにするなど、一つ一つ丁寧に応えてきました。一方、県内各所の土砂崩れや農業被害の現場を調査し、写真を添えて国や県、市へつなげました。
14日からは公明党岡山県本部として真備町地区の中心部に現地災害対策本部を設置。場所は自らも被災した党員が自宅の庭先を提供してくださいました。
屋外テントの現地本部では毎日、午前10時から午後5時まで議員が相談に対応しています。地元の森分敏明市議ら倉敷市議7人をはじめ県本部の議員がローテーションを組み、被災住宅の後片付けにも協力しています。「被災地にあって住民にどこまでも寄り添う」。これこそが公明党議員のアイデンティティー(独自性)です。
今回の災害は数多くの教訓を残しています。真備町地区の犠牲者の約9割は、住宅の2階へ避難できず、浸水した1階で亡くなりました。同地区以外でも、1972年の大水害を受けて2メートルかさ上げした住宅が全損した高梁市のケースなど課題があります。今後の防災・減災対策に速やかに生かしていきます。

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