eコラム「北斗七星」

  • 2018.07.03
  • 情勢/社会
2018年7月3日


「最初が肝心」とか、「分担を決めて、貼っておくのよ」とか、なにやら威勢の良い声が聞こえる。どうやら、息子のお嫁さんから、家事の分担について尋ねられているらしい。それにしても、チラリと私を見る目に、険があるのが気になる◆共働きの夫婦が1200万世帯に迫り、専業主婦世帯の倍近い昨今、息子夫婦も当たり前のようにフルタイムで働いている。となれば、家事をどのように分担するかは、避けられない問題。不満をためてはいけない◆子どもがいる共に正社員の共働き夫婦に、夫の家事・育児の分担割合を尋ねたところ、理想は「5割」との答えが男女とも最も多い。しかし、現実はどうなのか。夫は平均で3.4割「やっている」と答えたが、妻の側の実感は2.5割。「1割以下」だとする妻が3割を超える。だいぶ評価に差がある◆さらに、子育てと仕事を両立するため何を勤務先に求めるかには、夫が「扶養手当等の支給」をトップに掲げたのに対し、妻は「勤務時間、勤務日数の短縮」をトップに掲げた(明治安田生活福祉研究所調べ)。夫婦の間にあるギャップがうかがえる◆「子どもがいない内からきっちり決めなきゃダメ」。トーンが一段と高くなった。飛び火しそうだ。息子よ、父の過ちを繰り返してはならない、と心から祈る。(繁)

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