e虐待防止へ対策急げ

  • 2018.06.26
  • 政治/国会
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2018年6月26日



厚労相 児相の体制、連携を強化
参院予算委で高瀬さん



参院予算委員会は25日午後、安倍晋三首相らが出席して集中審議を行った。公明党から質疑に立った高瀬弘美さんは、東京都目黒区での女児虐待死事件に触れ、児童虐待防止策について「子どもの命を守るため(再発防止に)本気で取り組まないといけない」と力説し、政府に対策を早急に講じるよう求めた。

これに対し、加藤勝信厚生労働相は、15日に行われた関係閣僚会議で安倍首相が緊急対策を指示したことを受け、厚労省で25日午前、関係府省庁の連絡会議を開き、7月下旬までに児童相談所(児相)や市町村の職員体制強化、児相間の情報共有の徹底などを行う方針を確認したことを報告。その上で、「今回のような痛ましい事件が二度と繰り返されないよう、やれることは全てやる」と強調した。

18日に発生した大阪府北部を震源とする地震で小学校のブロック塀が倒れ女児が死亡した事故に関して高瀬さんは、学校の安全確保に向け「地方自治体への早急な財政支援をお願いしたい」と要請した。

また、私立学校施設の耐震化について、公立学校よりも遅れている現状を指摘し、「早期に耐震化率100%をめざすべきだ」と力説した。林芳正文部科学相は、「早期完了に向けて取り組む」と応じた。

このほか高瀬さんは、北朝鮮問題への対応に関して、朝鮮半島の非核化や拉致問題の解決に向け「米国だけでなく、中国、ロシアなどの関係国も連携していくことが重要だ」と指摘。米国を除く11カ国が署名した環太平洋連携協定(TPP)の新協定「TPP11」については、国内対策に万全を期すよう訴えた。

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