e学び直しでスキルアップ

  • 2018.02.16
  • 情勢/経済

公明新聞:2018年2月16日(金)付



リカレント教育の現場視察
党女性委プロジェクトチーム



公明党女性委員会の教育・文化プロジェクトチーム(PT、座長=浮島智子衆院議員)は15日、社会人が教育機関で学び直すリカレント教育の現状と課題を探るため、東京都板橋区の帝京大学で同教育の現場を視察した。浮島座長、鰐淵洋子衆院議員、地方議員らが参加した。

同大学では、企業で働く産業看護職(保健師・看護師)などを対象にした「大学院プログラム」を実施。学び直しによる産業保健分野の高度人材養成に取り組んでいる。受講期間は1~2年間。2015~17年度で28人が受講し、うち25人を女性が占めている。

一行は、受講生が研究をもとに、がん患者の治療と仕事の両立など現場の課題解決策を発表する「実践報告」を視察。その後、受講生らと意見交換を行った。

受講生らは、学び直しによるスキルアップが職場にとっても利点があるとしつつ、授業が主に平日の日中であることから「受講には職場の理解が必要」と強調。さらに保育の問題や「"学び直し休暇"のような制度を作ってほしい」「地方でも学び直しができる機会を」などの声も上がった。

浮島座長は「職場の理解を促し、全国どこでも学び直しができるような取り組みを推進する」と語った。

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