e内陸部でヒラメ養殖

  • 2018.02.06
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2018年2月6日(火)付



「開発センター」視察
輿水氏と党県本部の議員
前橋市



公明党の輿水恵一前衆院議員と、党群馬県本部(福重隆浩代表=県議)の議員は1月28日、群馬県前橋市にある株式会社環境技術研究所の開発センターを訪れ、同社の嶋田大和社長と前橋工科大学工学部の梅津剛准教授の案内で、ヒラメの養殖技術について説明を受けた。

同社は、2001年に設立され、翌年からヒラメの養殖技術の研究を開始。海水魚のヒラメを内陸部で養殖する場合、従来だと海水を輸送することが必要になるが、同県まで運ぶには膨大なコストがかかる。そこで梅津准教授は、嶋田社長と共に、ろ過装置でヒラメの養殖に使う水から汚れを取り除き、循環させる技術を研究。10年以上の歳月を経てヒラメの養殖に成功し、年間を通じて安定的に供給できる体制を構築した。

1月1日現在、開発センター内で約600匹を飼育している。年間200~400匹程度、市内の日本料理店などに活魚で提供し、好評だという。

嶋田社長は、研究活動に関して「なるべくシンプルで、安価なシステムの構築をめざした」とした上で、「今後、他の地域にも展開していきたい」と語る。今月からは、トラフグの養殖も開始する予定だという。

視察後、輿水氏は「新しい産業として、地域に定着できるよう後押ししていきたい」と述べた。

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