e"市の窓口"駅前へ移転

  • 2018.01.24
  • 情勢/経済

公明新聞:2018年1月24日(水)付



申請や手続き 141業務ワンストップ
商業ビルを活用、託児所も併設
青森市



青森市は今月4日から、閉館したJR青森駅前の商業施設内に市役所の窓口機能を移転・集約した「駅前庁舎」の業務を開始した。同庁舎の整備には、公明党市議団(渡部伸広幹事長)の提案が随所に反映。同日に行われた記念式典には同市議団も出席し、小野寺晃彦市長らと開庁を喜び合った。


市長「公明党の主張が形に」


「本庁舎の建て替えに伴い、『駅前に市役所窓口を移転すべきだ』との公明党の皆さんの理路整然とした主張が形になった。大変に心強い思いです」。"新庁舎"を訪れた小野寺市長は、窓口機能の一元化と託児所の設置を提案、推進した党市議団に対し、感謝の言葉を寄せた。

駅前庁舎は、昨年2月に閉館したJR青森駅前の複合商業ビル「アウガ」の商業フロアを利活用した1~4階に開設。1階には、市役所の主要な窓口機能37部門を集約した。

特徴は、所管課に関係なく、住民異動や年金、障がい者、児童手当、介護関係などの市民生活に直結した141業務を一括して行うワンストップ型の「総合窓口部門」を設けたこと。日曜・祝日も受け付けている。

さらに、利用者の利便性を高めるため、各種手続きや各課窓口への案内をサポートするフロアマネージャーを5人配置。これにより、各課の窓口へ"たらい回し"されることが改善される。佐藤秀彦・市総合窓口設置準備室長は「便利で早く、分かりやすいサービスを提供していきたい」と話す。

子どもを一時的に預けられる託児所「さんぽぽ」このほか、党市議団の提案を受けて、子育て中の利用者が気軽に来庁できるように、0歳~未就学児を対象に無料で子どもを一時的に預かる庁舎内託児所「さんぽぽ」を2階に設置。この日、生後8カ月の乳幼児を預けた道川里奈さんは「安心して手続きをすることができた。子育て相談もできるので本当に助かります」と笑顔で語っていた。

市は年間100万人超の利用者を見込んでおり、中心市街地の新たな"顔"として、にぎわい創出への期待が高まっている。

党市議団はこれまで、市が2013年2月に設置した「市役所庁舎のあり方検討委員会」の一員として、市民目線での庁舎移転策の議論をリード。14年6月定例会で駅前への市役所窓口の設置を提案したほか、窓口業務の一元化や庁舎内への託児所の設置を求めるなど、力強く推進してきた。

式典終了後、渡部幹事長らは「今後も現場の声を聞きながら行政サービスの向上に努めていく」と強調。小野寺市長も「青森市政をさらに前へ進めていくためにも、引き続き、力を貸してほしい」と述べていた。

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