e調理器具の刃 混入で要望

  • 2017.12.18
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年12月18日(月)付



学校給食の安全対策を
沖縄市議会公明党



沖縄市議会公明党(与那嶺克枝代表)は14日、同市役所内で桑江朝千夫市長と狩俣智教育長に会い、同市内の小学校の給食に先月、調理器具スライサーの刃の一部が混入した問題を受け、学校給食の安全対策を求める要望書を提出した。これには与那嶺代表のほか、阿多利修、高橋真、藤山勇一の各議員が同席した。

問題の給食を提供したのは同市越来にある学校給食センター第二調理場。配送後のスライサー洗浄時に破損を確認し、異物混入の恐れを認識していながら給食を止めず、県への報告もしていなかった。また同調理場では、ネズミの死骸が発見されたほか、配送した食器の間にゴキブリの死骸が挟まっていたという別の問題も明らかになった。

席上、与那嶺代表は「こうした事案が発生し、市民に大きな衝撃を与えている。(異物混入だけでなく)衛生面も懸念され、対策が喫緊の課題だ」と指摘。その上で、安全・安心の学校給食の提供に向け、第三者機関を入れての原因究明、施設の衛生管理の徹底と設備や備品の整備、緊急事案発生時の体制づくりと対応の強化などを要請した。

これに対し、桑江市長は「市民の信用を回復するよう、できる限りの全ての努力をしていく」と強調。狩俣教育長も「安全・安心の学校給食になるように努める」と答え、早急に対策を講じていく考えを示した。

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