e異なる立場を"橋渡し"

  • 2017.11.30
  • 情勢/国際

公明新聞:2017年11月30日(木)付



国連軍縮会議で岡本政務官



各国の政府高官や核軍縮の専門家らが、核兵器のない世界の実現に向けた方策について議論する第27回国連軍縮会議が29日、広島市で開幕した。

開会セッションで岡本三成外務大臣政務官(公明党)は核軍縮の現状に関して、「北朝鮮の核・ミサイル開発をはじめとする、安全保障環境の悪化に加え、核軍縮の進め方を巡る各国の立場の違いが明確になってきている」と指摘。「核軍縮を現実的に前進させるためには、国際社会が被爆の実相に立ち返り、『核兵器のない世界』という大きな目標を共有し、共に歩むことができる道のりを構築していくことが不可欠だ」と強調した。

その上で、「日本政府は、2020年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、異なる立場の国々の"橋渡し"を行い、国際社会が核軍縮に一致して取り組める共通の基盤を見いだしていけるよう努力していく」と述べた。

中満泉国連軍縮担当上級代表(事務次長)は北朝鮮による核・ミサイル開発を受け、「関係国は朝鮮半島の非核化を求めなければいけない」と指摘した。会議には、核保有国を含む10カ国以上から約60人が参加予定。30日まで開かれる。

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