e公明、29議席で再出発

  • 2017.10.30
  • 政治/国会
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公明新聞:2017年10月29日(日)付



衆院選 自公連立政権に信任



22日に投開票された第48回衆院選で、公明党は公認候補を擁立した9小選挙区のうち8人が激戦を突破、比例区では全国11ブロックで21人が当選。計29議席を獲得したが、公示前の35議席には届かなかった。自民党は当選後の追加公認を含めて284議席。自民、公明の与党両党で総定数の3分の2を上回る計313議席に達し、自公連立政権に対する国民の信任を得た。

小選挙区で公明党は、立憲民主党の新人と"一騎打ち"の大接戦で劣勢が伝えられていた北海道10区で、稲津久氏が513票の僅差で競り勝ち、見事な大逆転で議席を死守した。東京12区、大阪3、5、6、16区、兵庫2、8区も激戦を突破したものの、神奈川6区は善戦及ばず3503票差で惜敗した。

各比例ブロックの獲得議席は、北海道1、東北1、北関東2、南関東2、東京都2、北陸信越1、東海2、近畿4、中国2、四国1、九州・沖縄3で計21議席。このうち、北陸信越の太田昌孝氏と近畿の鰐淵洋子さんが初当選を果たした。

今回、定数が1減した4ブロックで、近畿は議席を維持したが、東北、北関東、九州・沖縄は1議席減。このほか、南関東、東海も1議席減らした。

一方、野党は立憲民主党が55議席まで伸ばして野党第1党になった。希望の党は、公示前勢力を下回る50議席にとどまり、共産党は12議席で大きく後退した。

選挙結果について、公明党の山口那津男代表は「連立与党として3分の2を上回る議席を確保できたことで、強い政権基盤を獲得できたとする旨を(安倍晋三首相と)互いに確認した」と強調。さらに、「与党の議席を生かして、決しておごることなく謙虚に国民の負託に応える政策実現に努力することが重要だ」と力説した。

※今回から定数10減(小選挙区6減、比例代表4減)。各党の当選者は追加公認を含む。公示前勢力では、公認候補を出さない民進、自由両党出身で政党の公認を得た前職はその政党の所属とし、公認を受けていない前職は無所属に含めた(欠員3、民進の不出馬7人は公示前勢力から除く)

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