e党千葉県本部の「地域サポート運動」

  • 2017.09.25
  • 情勢/解説
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公明新聞:2017年9月25日(月)付



「地区会」で党勢拡大
党員主体で毎月開催
課題持ち寄り、議員と解決



公明党千葉県本部(富田茂之代表=衆院議員)では、地区単位で党員が集まる「地区会」を軸に、地域の課題解決をめざす「地域サポート運動」を進めています。党員が地域の課題を持ち寄り、議員と連携して解決することで実績をつくり、公明理解の輪を広げることが狙いです。その取り組みを紹介します。

党千葉県本部が推進する「地区会」は、地区委員を中心に、地区の党員が集い、原則として毎月開催するものです。参加者は、地域の課題や要望を持ち寄り、具体的にどう取り組んでいくかを協議します。必要に応じて地元議員につなげたり、署名活動などを行っていきます。課題を解決できれば、地区報を発行し、地域住民に報告していきます。

この地区会の取り組みは、2000年ごろに同県本部が独自に始めた、県内に1万ほどある町内自治会に実績をつくり、党勢拡大を図る「一町会一実績運動」に端を発しています。

当時、同県本部組織局長であった片田幸一・元千葉市議を中心に「党活動のマニュアル」を作成し、県本部全体の取り組みとして推進しました。

党活動の手引き11年には、近藤千鶴子・県組織局長(千葉市議)の下、マニュアルを「党活動の手引き」として改訂。「会合のスケジュール」や「会合の持ち方」「党役職とその役割」など、党活動の基本事項が解説されているほか、地域総点検チェックリスト、署名簿の作成例などの資料も付いています。

この手引きは、県内の全地区に配布され、党千葉総支部などでは地区委員を対象にした研修会も開催されました。

日常の地道な党活動を継続し、地域に公明党の実績をつくり出しておくことが、いざ選挙の際に大きな力を発揮することになります。

千葉市稲毛区で活動する党稲毛支部(桜井秀夫支部長=市議)では、支部内の15地区が、ほぼ毎月、地区会を開催しています。

桜井支部長が出席できなかった地区会については、会合終了後に各地区から出た要望を、副支部長が取りまとめて支部長に伝えています。

桜井支部長は地区会に先立ち、支部の全地区委員が集まる地区委員会で、前回受けた要望の進捗状況を報告。地区委員はそれを地区会の参加者に伝えています。「しっかり要望へのフィードバック(応答)をすることで、地区会の参加者が増えました」と桜井支部長は話します。

今月6日、地区会が開催された同支部園生台地区の安永貴広地区委員は「同じ町内会の人からの要望を議員につないで実績に結びつけました」、林寛子地区委員は「若いママさんたちも、ここで情報を吸収して、ママ友に公明実績を話しています」と語っていました。
市原市を舞台にする党市原支部の西松茂治市議のグループも、月1回ペースで地区会を開催しています。6地区ありますが、西松市議は毎月2地区ずつ出席し、3~4カ月で全地区を一巡しているそうです。

13日に地区会を開いた同支部藤井地区の粟飯原敏男地区委員は「議員に要望すると、すぐに現場まで一緒に行って、できるかどうかの答えが出る。地域の人の反響がとてもいい」、塩沢和代地区委員は「毎回、いろんな要望や意見が出て尽きることがない。その人の立場でしか気付けないような要望が出る」と強調します。そして両地区委員とも「議員との距離が近くなり、何でも気軽に言えるようになった」と語っていました。


小単位の取り組みで実績アピール


近藤 千鶴子 県組織局長

公明議員は相談を受けると、すぐ動き、対応しますが、その実績が地域の人に伝わっていないケースが多いことが課題でした。

そこで議員が一人で動くのではなく、党員さん、地域住民と一緒に解決していく取り組みが生まれたのです。党員さんが地域に目を向けて、課題や要望をキャッチして地区会に集まる。それを議員につなぎ、地域住民を巻き込んで解決していく。解決したあかつきには、しっかり地域の方に実績をアピールしていく。

そうした取り組みを進めようとすると、「支部」だと人数が多すぎて、一方通行の会合になってしまう。より小単位の「地区」がふさわしい。

私たち地方議員は、いかに地域に密着して、住民の皆さんの要望や苦情を解決して、「ああ、よかった」と言っていただける実績をつくるかが勝負です。地区会は、党員さんと一緒に地域をよくしていこうという、一つの方法なのです。

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