e下水処理で新技術

  • 2017.08.21
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2017年8月21日(月)付



鳥羽水環境保全センター視察
京都市議会公明党



京都市は現在、同市南区上鳥羽塔ノ森梅ノ木にある鳥羽水環境保全センター内に、下水処理工程で発生する汚泥ごみの減量化や、汚泥発酵過程で生ずる消化ガスの有効利用につながる施設として、卵形汚泥消化タンクを新しく再整備する工事を進めている。2018年度からの稼働をめざしている。再整備を推進してきた市議会公明党(曽我修団長)はこのほど、建設現場を視察した。

建設中の卵形汚泥消化タンクは、従来の消化タンクに比べ、建設コスト、ランニングコストが安くなるのに加え、汚泥の消化効率が高く、汚泥ごみの減少、メタンガス等の消化ガスの発生量の倍増につながる。この消化ガスを隣接の汚泥焼却炉を稼働させる代替燃料として活用することで、年間約1億円の燃料コスト削減もできるという。脱水汚泥のセメント原料としての再利用も進める。

市議会公明党はこれまで、定例会質疑を通して、下水道処理施設で発生する消化ガスの有効活用、埋め立て処分される汚泥ゴミの減量化を一貫して主張。特に13年2月議会の質問では、平山賀一議員が市に新たな取り組みを迫ったのに対し、市側は老朽化した汚泥処理施設の再整備を明言していた。

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