e質の高い教育の持続へ

  • 2017.08.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年8月18日(金)付



文科相に党プロジェクトチーム 教員の働き方改革で要望



公明党の教員の働き方改革検討プロジェクトチーム(PT、河野義博座長=参院議員)は17日、文部科学省で林芳正文科相に対し、教員の働き方改革の実現に向け、緊急要望を行った。新妻秀規文科大臣政務官(公明党)も同席した。

要望は、同PTとして有識者や学校関係者などからの意見聴取を重ねるなどし取りまとめたもので、文科省の2018年度予算概算要求への反映を求めている。

席上、河野座長は、公立中学校教員の約6割で時間外労働が月80時間を超えているとの政府の調査結果に触れ、教員の心身の健康維持、子ども一人一人に合った質の高い教育の持続に向けて「教員の働き方改革は急務だ」と指摘。教職員定数の抜本的拡充や、「部活動」業務に従事する時間の削減に向けた外部人材活用の支援充実などを訴えた。林文科相は「しっかり進めたい」と応じた。

緊急要望ではこのほか、教職員の業務改善に向けて、事務作業を補助する業務アシスタントの配置・充実、統合型校務支援システムなどICT環境の整備を進めるよう要請。民間の時間外手当に相当する教員の「教職調整額」見直しなどの処遇改善を非常勤講師も含めて行うことや、教員のメンタルヘルス対策、医師らによる相談体制の充実なども求めた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ