eコラム「北斗七星」

  • 2017.08.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年8月18日(金)付



「僕は公明党は古い歴史を持つ若くて新しい党だと思う」。地域の青年党員から、そんな声が寄せられた。世代で政党観に断層があり若年世代は公明党を保守的と見ている―との世論調査報道(8.11付「読売」)に対する感想である◆青年党員曰く「公明党は、50年余の歴史を踏まえ日々挑戦し成長している」。さらに「公明新聞の夏季議員研修会の記事を読むと、成長せずにはおくものかという強い思いを感じる。公明議員の成長力はナンバーワンだ」と◆成長力と言えば、作家・吉川英治氏の言葉が蘇る。氏は随筆集『折々の記』の中で、「育つものを見るのは気持ちがいい」「育つ人、育ちのない人の差は、あながち年齢には依らないようだ」とした上で、政治家についても「育つ人間か、否か」によって大体の支持が分かれている、と◆「育つ人間か、否か」は、「成長と献身の人か、慢心と保身の人か」とも言い換えられよう。議員の不祥事や不適切な発言が後を絶たず「政治家の劣化」が言われる中で、吉川氏の指摘は今も新しい◆公明議員の多くは、もともと政治にはずぶの素人。住民の悩みに耳を傾け、現場第一主義で問題解決に走り回り、真剣に政策勉強に取り組む中で、力を養ってきた。党の歴史と公明議員の議員力・成長力を語りに語っていきたい。(鈴)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ