e自公結束し経済再生

  • 2017.08.08
  • 情勢/経済

公明新聞:2017年8月8日(火)付



「働き方改革」進め成長後押し
日本記者クラブで山口代表



公明党の山口那津男代表は7日午後、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、今後の政権運営について、3日の内閣改造を踏まえ「経済最優先」で取り組む考えを示し、さまざまな政策課題の解決へ「自民党と公明党が結束し、政権を安定させ、国民の期待に応えていく」と強調した。

講演の中で山口代表は、各種マスコミの世論調査で政権への厳しい見方が示されていることから、「政権を立て直して、内政、外交で山積している課題解決に当たっていくことが重要だ」と指摘。今回の内閣改造で任命された閣僚に対しては、「『仕事第一』『結果第一』との期待通りの結果を出してもらいたい。7日に任命された副大臣、大臣政務官を含め結束し、深い自覚で内閣を盛り立ててもらいたい」と要望した。

経済再生に向けては、雇用情勢の改善や賃金上昇などの成果を地方や中小・小規模企業、家計に広げていくため、「特に成長戦略で結果を出していくことが重要だ」と力説。その上で、政府・与党が取り組む「働き方改革」について、長時間労働の是正などに必要な法整備を実現し、確実に実施していくことが最優先のテーマだと語った。

日中関係について山口代表は、活発化する両国の閣僚、政党間の交流を重ね、「両国の首脳が行き来できる環境を整えていくことが重要だ」と強調するとともに、日韓関係の改善に向けても、政党間交流が果たす重要な役割を力説した。

核・ミサイル開発を続ける北朝鮮問題では、北朝鮮への制裁強化へ国連安全保障理事会が採択した制裁決議に関して、「どう実行するかが大事だ。圧力を高めなければ対話の内容も期待できない」と述べ、決議の実効性を高めるため、北朝鮮への影響力が大きい中国の対応に期待を寄せた。

憲法改正の議論については、国会の憲法審査会で各党が議論を深めていくべきだとの考えを示し、国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義の3原理を堅持した上で、「憲法にふさわしい新たな価値観が創造、形成されていると認められれば、憲法の規定に加えることはあってしかるべきだ」と述べた。

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