e核廃絶への歩みに貢献

  • 2017.08.07
  • 情勢/国際

公明新聞:2017年8月5日(土)付



中満国連事務次長と懇談
山口代表



公明党の山口那津男代表は4日、参院議員会館で、来日している中満泉国連事務次長(軍縮担当上級代表)の表敬を受け、核廃絶・軍縮に向けて懇談した。斉藤鉄夫幹事長代行(党広島県本部代表)、浜田昌良・党核廃絶推進委員長(参院議員)が同席した。

山口代表は冒頭、日本人女性として初めて国連事務次長に就任したことに祝意を示し、「大いに活躍を期待している」と表明した。

今年7月に国連で核兵器禁止条約が採択されたことを踏まえ、今後の日本の役割については、保有国と非保有国の橋渡し役を果たすため、政府が準備している有識者による「賢人会議」の開催などを通し、核廃絶への具体的な歩みに貢献すべきだと力説した。

中満事務次長は、日本の対応について「目に見える形で、これまで以上の努力で核軍縮に取り組んでほしい」と要望。その上で、「核軍縮を進めるには核拡散防止条約(NPT)が最も重要な"コーナーストーン"(礎)であり続けなければならない」と指摘し、2020年のNPT再検討会議の成功に向け、唯一の被爆国である日本のより強い協力を求めた。

一方、斉藤幹事長代行は「原爆の惨禍を二度と繰り返させないと闘ってこられた被爆者の思いを世界中に広げたい」と強調。中満事務次長は「被爆者の英雄的努力には常に敬意を表している」と語り、若い世代に平和の心をつなぐ具体的な取り組みを推進したいとの考えを示した。

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