e良質な中古住宅「安心R」

  • 2017.07.14
  • エンターテイメント/情報
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公明新聞:2017年7月14日(金)付



耐震性があり、リフォーム実施 今秋から"お墨付き"
内・外装の写真チェックも可能



中古住宅市場の活性化をめざし、良質な中古住宅を消費者が安心して購入できるよう、国土交通省は今秋をめどに耐震性などに優れた住宅にお墨付きを与える制度をスタートする。国に登録された不動産団体がリフォーム基準などをクリアした物件に「安心R住宅」という名称を与え、中古住宅の流通を促進する。

「安心R住宅」は、大規模地震に備えた新耐震基準を満たし、住宅診断で雨漏りや構造上の不具合がないことが要件。住宅を"きれいな状態"にリフォームしていなければならず、リフォームが行われていない場合は仲介事業者らが参考価格を含むリフォーム計画を作成する必要がある。あらかじめ内・外装やキッチン、浴室などの写真チェックも可能で、断熱性能や保証状況、リフォーム履歴などの情報も把握できる。

中古住宅の流通をめぐっては、設備の古さや見た目の汚さ、十分な住宅情報が開示されていないなどの理由で購入をためらう人が多く、住宅市場に占める中古住宅の流通シェアは欧米諸国と比べ約6分の1にとどまっている。一方で、新築に比べ安価な中古住宅は、経済力の弱い子育て世代を中心に一定のニーズがある。

公明党は空き家対策とともに、中古住宅市場の活性化を強力に推進してきた。昨年9月には参院代表質問で山口那津男代表が、増加する空き家が地域コミュニティーの停滞をもたらしている点に言及し、中古住宅活用を見据えた「住宅政策の見直し」を訴えていた。

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