e人工内耳の負担軽減

  • 2017.07.14
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年7月14日(金)付



空気電池など購入費を助成
福岡・久留米市



福岡県久留米市は今年度から、高度の聴覚障がい者が装用する人工内耳について、空気電池と充電池の購入費を助成し、関係者に喜ばれている。推進してきた公明党の太田佳子市議はこのほど、人工内耳を使用している住民の永野久年さんから話を聞いた。

人工内耳は、体外に装着した音声信号処理装置が音声を電気信号に変え、側頭部に埋め込んだ受信機に信号を送ることで聴覚神経を刺激し、音声を伝えるもの。人工内耳の埋め込み手術は、健康保険の適用対象になっているが、電池の交換などは保険適用外のため、全て装用者の自己負担とされてきた。

これに対し、市は空気電池に1カ月当たり2500円、充電池に1年当たり3万円を助成。電池を購入し、給付を受けた永野さんは「経済的な負担が軽減されて本当にありがたい」と話していた。

聴覚障がい者の支援に取り組んできた太田市議は2016年9月定例議会で、人工内耳にかかる電池代への助成を強く要望していた。

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