e名古屋港など調査早急に

  • 2017.07.12
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年7月12日(水)付



ヒアリ対策で緊急要望 党愛知県議団



公明党愛知県議団(小島丈幸団長)は県公館で11日、大村秀章県知事と会い、県内でのヒアリ対策について緊急要望を行った。

小島団長らは、名古屋港に陸揚げされたコンテナから強い毒を持つヒアリが発見され、さらに内陸部の同県春日井市内の倉庫に運ばれたコンテナ内部からもヒアリが1個体確認されたことに言及。

ヒアリはすみ着くと根絶が極めて困難で、人や生態系に重大な被害を及ぼすことから、名古屋港に限らず県内の衣浦港や三河港でも徹底した現状調査を早急に行うよう要望した。

また、国や港の管理組合など関係機関と連携して拡大防止に取り組むとともに、港湾関係者や一般人に対しても注意を喚起するよう求めた。

大村知事は、「十分な調査を進め、拡大を防ぐための対策を図る」と述べた。


68港で大規模防除


関係省庁 定着阻止へ水際対策

強い毒を持つ特定外来生物のアリ「ヒアリ」が国内で見つかったことを受け政府は11日、都内で関係省庁の連絡会議を開き、ヒアリが生息する国と定期コンテナ航路がある68港で大規模な防除作業を実施する方針を決めた。全国で計数万~数十万個の殺虫餌の設置を検討しており、定着阻止に向けた水際対策に全力を挙げる。

対象の港では来週以降、巣に持ち帰らせて巣の中のアリを全滅させるタイプの殺虫餌を月末までに1港当たり数千個置き、目視の調査も行う。

中国からの貨物の取扱量が多い場所に殺虫餌を多く置くなど、生息が疑われる場所には重点的に対策を講じる。

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