eコラム「北斗七星」

  • 2017.06.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年6月26日(月)付



東京都では今年度から、経済的な理由で断念していた生徒も多かった私立高校への進学がかなうようになった。「都議会公明党が実現」(小池百合子知事)した私立高校の授業料無償化により、未来を担う若者の希望を政治が力強く後押しした成果だ◆若者らが共感したのだろう、「私立高無償化」の実績をアピールする公明党の映画CM「母の手に守られて」が動画サイトに公開されると、ネットでの再生回数が急伸するなど異例の反響を呼んだ(CMの詳報は今日付の本紙3面参照)◆来月2日の投票日に向け、激戦が繰り広げられている都議選では、東京五輪・パラリンピックや豊洲市場への移転問題などがクローズアップされているが、報道を見ると若者は雇用や住まい、教育・子育て環境の整備など生活に密着した課題への関心も高い◆都議選は今回から18歳以上が投票できる。昨年7月の参院選では、都内の10代投票率が57.84%に達し、全国平均を10ポイント以上も上回った。関心が集まる首都決戦で、10代の若者の投票率が高くなってもおかしくない◆前回の都議選で投票した20~30代のおよそ2人に1人が、告示から投票日前日までに意中の候補者を決めていた。投票日まであと6日、10代を含む若い世代にいかに「共感」の決定打を打てるかも、激戦の勝敗のカギを握っている。(辰)

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