e「豊洲」を児童施設に 共産都議が驚くべき発言

  • 2017.06.07
  • 情勢/解説

公明新聞:2017年6月7日(水)付



"汚染深刻"と言いながら子どもはOK!?



共産党は、7月の東京都議選へ、築地市場から豊洲市場への移転反対を掲げ、志位和夫委員長を先頭に「豊洲は地上も地下も危険」「築地で再整備を」とアピールしていますが、豊洲市場の地元・江東区選出の共産党都議から驚くべき発言が飛び出しました。

5月24日付「赤旗」によると、その都議は同21日の演説で「豊洲の跡地利用については、足立区のような無料の児童施設、中小企業のための展示場など要望が出ています。市場以外の暮らしを豊かにするものに活用させましょう」と言い放ったのです。

「ケタ違いに汚染が深刻」「こんなひどい汚染を取り除くことは不可能」と志位委員長が糾弾してきた豊洲市場の敷地。なぜ鮮魚を扱う市場はダメで、子どもが使う児童施設ならOKなのでしょうか。

そもそも、都の「専門家会議」の平田健正座長は"豊洲市場の地上部分は安全、地下は科学的知見で対応可能"との見解を示しています。

これに対し共産党は真っ向から反発し"豊洲は危険"と決め付け、豊洲移転反対を都議選の争点に掲げ、都民の不安を徹底的にあおっています。が、同党は移転を中止した後にどうするかという具体的なビジョンは何一つ示していません。

そんな中で飛び出した"魚の施設はダメだが、子どもの施設ならOK"と言わんばかりの共産党都議の発言。結局、安全かどうかよりも、票になるかどうかで態度を決める共産党特有の党利党略的な体質が露呈した格好です。

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