eコラム「北斗七星」

  • 2017.05.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年5月24日(水)付



見た後で温かな気持ちになった。7年前に全ての書店がなくなった地方のある都市。一軒の書店が地域の力で立ち上がるドキュメンタリー番組だった。今のところ、「奇跡の黒字経営」だそうだ◆インターネットで本を購入できる時代に、あえてこの書店で注文する人。毎日訪れる人もいる。店員にはボランティアの高齢者らも加わる。「町から文化の灯を消したくない」という住民の思いが詰まっていた◆地域は、さまざまな課題を抱えている。先の話題のように住民が力を合わせることで前に進む事例がある。政治が窮状をキャッチすることで、初めて解決できる話もある◆翌年度の政府予算案を編成する際の指針となる「骨太の方針」策定を前に、公明党は先週、「成長戦略2017」を政府へ申し入れた。ホシは大胆な「人への投資」。誰もが希望を持って学び・生活できるよう、女性や若者の活躍応援のほか、豊富な経験を積んだ高齢者が幅広く社会貢献できる仕組みづくりも挙げた。現場の声が元になっている◆「地域では何が起こり、何を求めているのか」。きめ細やかに課題を捉え、政策を実現していく力が公明党にはある。それを可能にしているのが、全国に3000人近くいる地方議員と国会議員とのネットワークの力。自信を持って語りきっていきたい。(広)

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