e乳幼児の家庭内事故防ごう

  • 2017.04.10
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年4月8日(土)付



健診で親子が集う施設にヒヤリハットジオラマ
溺れ やけど 誤飲など
危ない場面を一目で
東京・葛飾区



家庭内で起こる乳幼児の事故防止に役立ててもらおうと、東京都葛飾区は先ごろ、乳幼児健診が行われる健康プラザに「ヒヤリハットジオラマ」を設置し、訪れる親子らに注目されている。これは、家の中でよくある子どもの事故や、その一歩手前のヒヤッとしたりハッとしたりする事例を集約し、その場面を再現したもの。推進した公明党の向江寿美恵区議はこのほど、設置場所を視察した。

「ほんの一瞬、子どもから目を離しただけで大きな事故につながることもある。子どもの目線に立ち、家庭内に潜む危険を知ってほしい」。区健康部の担当者は、こう注意を呼び掛ける。

このジオラマは、区内の保育所に子どもを預ける保護者を対象に行った家庭内での乳幼児の事故に関するアンケート結果に基づいて製作された。家の中で起こり得る危ない場面が一目で分かるのが特徴だ。

小指ほどの大きさのキューピー人形を子どもに見立て、(1)水がたまっている浴槽や洗濯機内に身を乗り出す(2)火にかけられた鍋に手を伸ばす(3)かばんから財布を取り出し硬貨を口に近づける(4)灯油のタンクを踏み台にしてベランダから外をのぞく――など、回答数が多かった12の危険なシーンを再現した。

また、年齢や事故の種類を示すボタンとして、「1歳未満」「1~2歳」「3歳以上」や「おぼれ」「ケガ・やけど」などを設け、これを押すと、対象の人形が明かりで照らされる仕掛けも。区によると、こうした模型の展示は都内では初めてという。

区はジオラマの製作に当たり、地元の小児科医や保育士などの協力を得て、家庭内での事故予防や対処方法に関する映像を製作。モニターをジオラマに取り付け、見学者に動画でも解説している。この映像は、動画サイト「YouTube(ユーチューブ)」の区公式チャンネルでも視聴が可能。

乳幼児健診で同プラザを訪れた女性は「友達にもぜひ教えたい。事故から(娘を)しっかり守っていきたい」などと語り、抱っこされた女の子は「キューピーちゃん、かわいい!」と興味を示していた。


公明が設置を推進

向江区議は2015年2月の定例会で、家庭内で起こる子どもの事故と防止策を体験的に学べる施設の取り組みを基に、同ジオラマの設置を積極的に推進。乳幼児健診が行われる保健所や保健センターなどに常設し、「訪れる子育て世代のお父さん、お母さん方の啓発を図るべきだ」と訴えていた。


対処法をまとめた動画も
アドレス https://www.youtube.com/watch?v=grXIOCHX28E

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