e希望見いだす復興五輪へ

  • 2017.03.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年3月17日(金)付



4年連続ベア、働き方の改革
17年春闘は「意欲的」
中央幹事会で山口代表



公明党の山口那津男代表は16日午前、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、12日に福島県内の飯舘村や川俣町を視察したことを報告し、住民との懇談では「かなり意欲的な、希望を見いだそうという声や思いを感じることができた」と紹介した。

山口代表は、まだ名前もない新種の花の栽培に挑む農家を代表例に挙げ、2020年の東京五輪・パラリンピックで福島産品を活用するなどして「復興五輪の名にふさわしい内容になるよう取り組みを」と呼び掛けた。その上で、「厳しい中でも良い面を取り上げ、前向きに生かしていく。これは政治の大事な役目だ」と強調した。

17年春闘について山口代表は、多くの企業が賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)を4年連続で実施することに触れ「昨年と比べて(引き上げ幅が)下がったという冷厳な事実もあるが、4年連続してベースアップが行われている。そのこと自体がすごいことだ」と力説した。

さらに、長時間労働の抑制や、退社から次の出社までの一定時間を確保する「勤務間インターバル」など、今年の春闘では「働き方改革」の議論がなされたことにも言及。「政府の方針が確実に決まる前に、現場では意欲的な労使交渉の結果も出てきている」と評価。働き方改革の利点について「(賃上げ以外でも)消費や働く意欲への影響は見逃すことができない」と述べ、国民の生活や経済活動に与える好影響に期待を示した。

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