e防災士養成を後押し

  • 2017.02.06
  • 生活/生活情報

公明新聞:2017年2月4日(土)付



資格取得費用を全額助成
三重・伊勢市



三重県伊勢市は今月、地域の防災力向上へ、受講料(1人当たり6万920円)を全額助成して防災士養成講座を開催する。全額助成による講座の開催は今回が初めてで、県内でも珍しい取り組み。公明党の辻孝記、吉井詩子の両市議はこのほど、担当者から概要について説明を受けた。

防災士は、特定非営利活動法人日本防災士機構が認証する資格。防災・減災に関する専門的知識を持ち、災害時は被災者の救助や避難所の運営、平時は地域の防災訓練などに取り組み、地域防災の要となる。

同市は、南海トラフ巨大地震が発生した際に県内でも大きな被害が想定される地域。地形上、平地が多く、特に沿岸部は津波による被害が想定される。こうした被害を最小限に抑えるために、防災士の養成が急務となっていた。

今回の講座は、自主防災隊員、自治会役員、まちづくり協議会役員などが対象で、定員は30人。受講者は防災士の資格取得後、市防災コーディネーターに登録し、地域の防災リーダーとして活動する。

防災士の資格取得への助成については、辻市議が2012年9月定例会を通じて主張していた。

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