eコラム「北斗七星」

  • 2017.01.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2017年1月23日(月)付



「クルマ、手放しましょう」と"我が家の経理部長"から提案。駐車場代や税金、保険など維持費を考えると、週に1回、乗るかどうかという程度では経費がかさみすぎるという判断だ。代わりにカーシェアリングやレンタカーを利用すれば、これだけ安く済むという計算書まで示されては、うなずくほかない◆首都圏など都市部では、自動車保有をやめる人が徐々に増えている。ある意識調査では、2013年に5%だったものが、15年には12%となっている(自動車工業会調べ)。それと裏腹に増えているのが「借りて使う」動きだ◆乗用車だけを見ると、レンタカーは最近5年間で車両数が5割以上、増加し約32万台に。会員制をとるカーシェアでは、車両台数が約5倍の2万台に、会員数は約11倍の約85万人に達している◆長時間・長距離利用ならばレンタカー、短時間・短距離ならばカーシェアと使い分けしている人も多い。旅先でも携帯で予約し15分など短時間単位で精算、面倒な手続きもなくすぐに利用できる手軽さがカーシェアの特徴だろう。最近では、カーシェア付きのマンションも徐々に増えている◆たまさか、我が家の近くにも、一般利用できるカーシェアができた。「ちょうど良かったわね」と笑顔。長年親しんだ愛車との別れは決定的になった。(繁

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