e教員の英語力高める

  • 2016.12.19
  • 情勢/国際

公明新聞:2016年12月19日(月)付



大松都議 海外研修報告会を視察
東京都



東京都は2014年度から、都内公立学校の外国語科教員を海外に派遣する研修事業を実施している。同事業の報告会がこのほど、立川市の都立多摩社会教育会館で開催された。これには、公明党の大松あきら都議(都議選予定候補=北区)が訪れ、関係者と意見を交わした。

同事業は、中学校と高校の若手教員などを北米やオーストラリアの大学に毎年140人派遣するもの。期間は約3カ月。

派遣先では、最新の英語教授法を学び指導力や英語力を高めるとともに、ホームステイや現地の学校での交流を通じて、異文化への理解も深める。また、今年度からは、小学校の英語教育推進の中心的な教員も派遣対象となっている。

研修の報告会は今回で6回目。当日は約270人の教員が参加した。今回から派遣先で研修の受け入れを担当した海外の大学関係者なども登壇。また、報告会では、派遣された教員の研修報告の後、「これからの英語教育を踏まえた国際交流の推進」をテーマに討論も行われた。

報告会には、海外研修の参加を希望する教員も参加。20歳代の小学校教員は「実際に、研修に参加した人の声を聞いて、さらに海外で学びたいという意欲が高まった」と話していた。

終了後、大松都議は「教員が指導力や英語力を向上できる環境づくりの支援に、より一層力を入れていきたい」と述べた。

都議会公明党はこれまで、都内公立学校教員の指導力向上に取り組んできた。10年6月の都議会定例会で大松都議は、教員の研修について「より多くの教員が海外で研修できるよう、派遣の規模、内容を充実すべきだ」と訴えたほか、15年6月の定例会では研修の報告会について「外国人の教育関係者を参加させるなど、国際化時代の教育のあり方を議論すべきだ」と提案していた。

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