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  • 2016.12.14
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2016年12月14日(水)付



新・学校給食センターが稼働
自家発電、備蓄など防災充実
アレルギー専用調理室も
山梨・富士吉田市



山梨県富士吉田市では1日から、新・学校給食センターが稼働し、子どもたちから「給食が温かくて、おいしくなった」と好評を博している。同センターの建設を一貫して推進してきた公明党の前田厚子市議は9日、同センターを視察し、相沢あけみ・学校給食センター課長と意見を交わした。


公明市議の提案が随所に反映

同学校給食センターでは、1日に最大5000食が調理でき、県内では最大規模。現在、市内四つの中学校と七つの小学校、六つの保育施設へ、おいしい給食を提供している。

新設に当たり省エネを配慮した環境に優しい厨房機器を導入し、以前の給食センターにはなかった食物アレルギーに対応した専用調理室を備えている。

また災害時にも対応可能な自家発電機、受変電設備、専用井戸・受水槽など電気・ガス・水道のライフラインを確保。いざというときには、市民のために1時間で3000個のおにぎりが作れる成形機などがあり、炊き出しに備えている。また、アレルギー対応食の備蓄など防災機能も完備した。

こうした整備は、食物アレルギーのある子の親から市民相談を受けた前田市議が、一貫して推進。2011年12月、13年6月、今年3月の定例会一般質問で市側に対し、きめ細かく要望し実ったものだ。前田市議は、他県の給食センターを視察するなど調査を重ねた上で、具体的な取り組みを提案してきた。

センター内を視察した後、前田市議は相沢課長との意見交換で、「これでいざというときも、ようやく安心に」と語り、「安全・安心で、おいしい給食の提供を通じて、子どもたちの郷土愛を育む食育の拠点となるよう応援したい」と決意を述べた。相沢課長は「前田市議の実行力のおかげで、ここまで来れた。子どもたちのために今後とも努力したい」と笑顔で喜びを語った。

今回の整備に合わせて、食器も一新し、厨房にスチームオーブンを導入したため、温かい物は温かいまま提供できるようになった。相沢課長は「以前と同等の食材を使用していても、『肉や魚、ご飯がとても温かくふっくらして、おいしくなった』『生野菜や果物も出てくるようになり、うれしい』など、子どもたちから好評の声が寄せられている」と話していた。

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