e平和条約締結へ道筋を

  • 2016.12.09
  • 情勢/国際

公明新聞:2016年12月9日(金)付



来週の日ロ首脳会談に期待
山口代表が強調



公明党の山口那津男代表は8日午前、東京都新宿区の党本部で行われた中央幹事会であいさつし、今月15、16両日に山口県長門市と都内で開かれる日ロ首脳会談について、「この機会に平和条約締結に向けた道筋を付けていただきたいと望んでいる」と語った。

その上で、一回の会談で解決できるほど簡単ではないという認識を安倍晋三首相が示していることを踏まえ、「問題の大きさは重々理解できるが、長年、未解決だった領土問題を含めた課題に対し、一歩一歩、前進できる確かな道筋を期待したい。与党として首相を支え、日ロ関係の大いなる前進の一歩をしるしたい」と強調。

北方領土の旧島民の高齢化にも触れ、「生きていて良かったと希望を与えられるような内容にしてもらいたい」と述べた。

一方、日本からロシアに提案した8項目の経済協力については、「ロシアの一地域に限定するものではなく、全域をカバーしてロシア国民に理解してもらえる内容であり、前進を図ることが重要だ」と力説した。

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